野菜不足が引き起こす病気と、誰でもできる簡単な野菜の摂り方

大人になっても、食べ物の好き嫌いの1つや2つは誰しも心当たりがあるものです。

特に、野菜を食べるのが苦手だという人は多いことでしょう。

しかしながら、嫌いな食べ物を避けてばかりいると、栄養に偏りが出ます。

なかでも、野菜を食べないと体調不良を招いたり、最悪の場合、深刻な病気を引き起こすこともあります。

仕事や勉強、その他さまざまな日常のタスクを抱える現代の日本人は、知らず知らずのうちに野菜不足に陥っている人が数多くいると考えられています。

健康診断などで、「野菜をもっと積極的に摂るように」といった生活指導を受けた人も多いのではないでしょうか。

今回は、野菜不足が身体に与える悪い影響と、そこから引き起こされる病気について解説します。

さらに、気負わずに野菜を摂取する方法についてもお伝えします。

野菜不足が要因の1つと考えられる病気

1:生活習慣病

生活習慣病とは、肥満つまりメタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧症といった病気を指します。

日常の生活習慣が大きな影響を与える身体の不調や病気のことをいいます。

生活習慣が関係するということは、これらの病気は日常の生活の仕方を気を付けることで、未然に予防するのが可能ともいえます。

これらの身体の不調や病気は、野菜の摂取が足りていない食生活によっても引き起こされます。

野菜に含まれるさまざまな種類のビタミンやミネラル、食物繊維は、生活習慣病の予防に効果的な働きが期待できます。

いずれも自らの体内で生成することができないため、野菜を摂取することで補うほかありません。

つまり、野菜を十分に取らない生活をしていると、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった大切な栄養が不足するということです。

例えば、野菜のなかでも特にほうれん草に多く含まれるカリウムという栄養素は、過剰に摂取された塩分を体外に排出する手助けをします。

そのため、野菜を日常的にたくさん食べている人の場合、うっかり塩分の多い食事をしてしまっても、カリウムが効果的に働くことから、体外に余分な塩分を排出されます。

この一連の効果によって、塩分が過剰に体内に蓄積されるのを防ぐことができるため、ひいては高血圧症になるリスクが下がることが期待できます。

一方、野菜を日常生活で十分に摂取していない人は、カリウムが不足して塩分を体外に排出する働きが野菜をよく食べる人に比べて弱くなり、結果として高血圧症を発症するリスクが高くなると考えられています。

2:うつ病

現代の日本人にとって、うつ病はもはや他人ごとではありません。

身近にうつ病を患っている人、患った経験のある人がいるということも少なくないのではないでしょうか。

うつ病を発症する要因は、いまだ完全に解明されているわけではなく、さまざまな要因が世界の研究において挙げられています。

その要因の1つとして考えられるのが、野菜不足なのです。

近年実施されたある調査において、野菜を十分に食べていない人は、緑黄色野菜に含まれる葉酸という栄養素の摂取量が野菜を日常的に摂取できている人に比べて少ないという結果が出ています。

また、野菜に含まれているビタミンB6、ビタミンB12は、精神を落ち着かせることで健全な思考回路を維持する効果があるといわれています。

野菜不足に陥っている人は、このような成分の摂取が必然的に少なくなります。

その結果として、うつ病になるリスクが野菜を日常的によく食べる人に比べて高くなるということです。

3:皮膚病・肌荒れ

女性にとっては特に気になる話題でしょう。

ご存知のとおり、野菜の摂取と肌の健康や美しさには大きな関係があります。

野菜に多く含まれるビタミンやミネラルが身体に不足すると、肌のうるおいやハリのもとになるコラーゲンの生成がうまくできなかったり、キープする力が発揮されなかったりします。

さらに、ビタミンやミネラル、食物繊維を十分に摂取できていないと便秘が引き起こされやすくなります。

便秘になると、適切なタイミングで排出されるべき便が排出されないので、身体の中に毒素や老廃物が溜まってしまいます。

この状態が続くと、ニキビや吹き出物といった肌のトラブルに見舞われることになります。

野菜不足の解消方法

1人暮らしの社会人や学生に、野菜不足の人が多いといわれています。

実家を出てはじめて、母親がこれまで毎日作ってくれていた食事のありがたさに気づいた人も多いことでしょう。

野菜を十分に摂取できていない理由としては、「仕事や学業が忙しく、自炊する気力も時間もないため、毎日の食事を外食またはスーパーやコンビ二の惣菜で済ませてしまうから」というものが目立ってみられました。

そのような多忙を極める生活を送る1人暮らしの皆さんが、野菜不足を解消する方法をご提案します。

一念発起して、急に自炊を始めるのは現実的に困難だと考えられます。

そのように気負ってしまうと、できないことにストレスがたまり、逆効果になりかねません。

そこでまずは、外食やお惣菜を食べる生活のままでもいいので、できるだけ野菜が入ったメニューを意識して選ぶことから始めてみてください。

具体例を挙げると、学食で選ぶメニューや、スーパーやコンビ二で購入する弁当にもう1品、サラダ追加するだけでもよいのです。

野菜ジュースを飲むことから始めてもよいでしょう。

また、もっと積極的に野菜を食生活に取り入れたくなった場合は、タッパーにレタスやトマトなどの生野菜や、軽くゆでたブロッコリーをそのまま詰めて持っていき、ランチとあわせて食べるのはいかがでしょうか。

ちょっとした準備だけで、慣れれば手間も時間もかからず面倒に思わなくなります。

スーパーやコンビニで販売されているカット野菜でももちろん問題ありません。

野菜を洗ったり切ったりする手間も省け、そのまま食べてもよし、調理に使うもよしで、忙しい人の健康の味方になります。

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